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「クレジット・ウォッチ」・格上げの可能性
シティバンク銀行
A 長期カウンターパーティ格付け
シティグループ証券
A 長期カウンターパーティ格付け、長期優先債券(既発債)
モルガン・スタンレーMUFG証券
A 長期カウンターパーティ格付け
格付け据え置き
シティバンク銀行
A-1 短期カウンターパーティ格付け
シティグループ証券
A-1 短期カウンターパーティ格付け
BBB ジュニア劣後債
モルガン・スタンレーMUFG証券
A-1 短期カウンターパーティ格付け
  • S&Pは米国の銀行の破たん処理の枠組みの実効性と、米国のグローバルなシステム上重要な銀行(GSIBs)の格付けに織り込んでいる政府支援の蓋然性を見直しており、2日付で米シティグループや米モルガン・スタンレーなどの持ち株会社の長期カウンターパーティ格付けを引き下げ方向の「クレジット・ウォッチ」(CW)に指定する一方、それらの主要な事業子会社の長期カウンターパーティ格付けを引き上げ方向のCWに指定した。
  • 2グループの日本の事業子会社で、S&Pが各グループの「中核」子会社と位置づけるシティバンク銀行とシティグループ証券、モルガン・スタンレーMUFG証券についても、長期カウンターパーティ格付けを引き上げ方向のCWに指定した。
  • 各グループの格付けへの影響の評価が終わり、その主要な事業子会社のCWが解除された後に、日本の事業子会社のCWも速やかに解除する予定。

スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(以下「S&P」)は本日、シティバンク銀行とシティグループ証券、モルガン・スタンレーMUFG証券の長期カウンターパーティ格付けを引き上げ方向の「クレジット・ウォッチ」(CW)に指定した。シティグループ証券については、長期優先債券の格付けも引き上げ方向のCWに指定した。3社の短期カウンターパーティ格付けと、シティグループ証券のジュニア劣後債の格付けは据え置いた。

シティバンク銀行とシティグループ証券のCW指定は、両社に間接的に100%出資する米シティグループ(持ち株会社、※「A-/CWネガティブ/A-2」、※付きは無登録格付け、詳細は本稿末尾の「S&Pの格付けについて」を参照)の主要な事業子会社の長期カウンターパーティ格付けが引き上げ方向のCWに指定されたことを受けたものである。モルガン・スタンレーMUFG証券のCW指定は、同社の議決権ベースの持ち分の51%を間接的に保有する米モルガン・スタンレー(持ち株会社、※「A-/CWネガティブ/A-2」)の主要な事業子会社の長期カウンターパーティ格付けが引き上げ方向のCWに指定されたことを受けたものである。両グループを含む、米国のグローバルなシステム上重要な銀行(GSIBs)に対する格付けアクションは、米国の銀行に対する破たん処理の枠組みの実効性と米GSIBsに織り込まれている政府支援の蓋然性が見直されていることによるもので、両グループの持ち株会社の長期カウンターパーティ格付けは引き下げ方向のCWに指定された(詳細は11月2日付英文リリース「U.S. Global Systemically Important Bank Ratings On CreditWatch Pending Review Of Regulators’ New Resolution Plan Details」を参照)。

S&Pはグループ格付け手法に基づき、3社を各グループとの強い一体性などを踏まえて各グループの「中核」子会社と位置付けており、3社の格付けをグループの主要な事業子会社の格付け〈特別支援の可能性を考慮したグループ信用力評価(supported GCP)に相当〉と同水準としている。

S&Pは各グループの格付けへの影響の評価が終わり、その主要な事業子会社のCWが解除された後、日本の事業子会社に対するCWを速やかに解除する予定である。

今回の米GSIBsの格付け見直しはJPモルガン証券とステート・ストリート信託銀行のカウンターパーティ格付けには影響しない。

*文中のカウンターパーティ格付けは「長期/長期格付けのアウトルック/短期」で表示。

<関連格付け規準と関連リサーチ>

関連格付け規準

2011年12月27日付「格付け規準|金融機関|銀行:銀行格付けの手法と想定」

2015年3月31日付「格付け規準|金融機関|一般:ノンバンク金融機関の格付け手法」

2015年3月31日付「格付け規準|金融機関|一般:ノンバンク金融機関とノンバンク金融サービス会社の個別債務の格付け手法」

2012年2月23日付「格付け規準|金融機関|銀行:銀行業界のカントリーリスク評価の手法と想定」

2014年3月14日付「一般格付け規準:グループ格付け手法」

2015年2月27日付「格付け規準|金融機関|銀行:銀行のハイブリッド資本証券と支払い停止条項のない劣後債の格付け手法と想定」

*本格付に関する適時開示事項(金融商品取引業等に関する内閣府令第三百十三条第三項第三号)は、スタンダード&プアーズ・レーティング・ジャパン株式会社のウェブサイトの「ライブラリ・規制関連」>「信用格付けの概要」(www.standardandpoors.co.jp/pcr)でご参照いただけます。

S&Pの格付けについて:  

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本稿に掲載されているコンテンツ(信用格付、信用関連分析およびデータ、バリュエーション、モデル、ソフトウエア、またはそのほかのアプリケーションもしくはそのアウトプットを含む)及びこれらのいかなる部分(以下「本コンテンツ」といいます)について、スタンダード&プアーズ・ファイナンシャル・サービシズ・エル・エル・シーまたはその関連会社(以下、総称して「スタンダード&プアーズ」)による事前の書面による許可を得ることなく、いかなる形式あるいは手段によっても、修正、リバースエンジニアリング、複製、頒布を行うこと、あるいはデーターベースや情報検索システムへ保存することを禁じます。本コンテンツを不法な目的あるいは権限が与えられていない目的のために使用することを禁じます。

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